川越バイオガスプラント工事の進捗をお伝えします。
発酵槽(タンク)の保温工事が完了しました。
メタン発酵において、発酵槽の温度管理はとても重要です。
メタン菌は温度によってその活性が大きく変わることが知られており、温度が低すぎると活性が低くなり、高すぎると菌種が変異し、状況によっては死滅してしまいます。
当プラントでは加温のため、発酵槽内の消化液を引き抜き発酵槽の外で温めてから再度投入します。発酵槽は保温材で覆うことで温度維持を図ります。発酵槽の周りにチューブを巻き付けて温水を流すことで加温する方法もありますが、こちらは槽内に温度ムラが発生する可能性があります。
発酵槽の状態を最適に保つことは、メタン生成速度の向上に繋がります。
プラントの完成が近づいてきました。
良いスタートを切れるように、気を引き締めて運営の準備を進めていきたいと思います。
(担当 細谷)